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玉野市教委、議会に虚偽報告書 市スポーツ財団不明金問題

 玉野市スポーツ振興財団で多額の定期預金が不正に解約され、使途不明になった問題で、2018年度に財団の事務を引き継いだ市教委が、財団の定期預金5千万円の大半が引き出されていたにもかかわらず、全額残っているとする内容虚偽の報告書を市議会に提出していたことが26日、分かった。市教委は提出までに必要な監査の実施や理事会、評議員会の開催を怠っていた。

 報告書は17年度の財団の経営状況に関するもので、実際は行っていない監査の結果が「適正」だったとする書類が添付されていたことも判明。報告書の形式を整えるため、ねつ造された可能性があるという。

 虚偽の報告書は18年の9月定例市議会で提出された。その後に監査と理事会、評議員会の承認を経ていないことが発覚。市教委は監査を実施した上で、同年11月の臨時市議会で報告書を出し直した。

 ただ監査では、定期預金の不正解約については指摘されず、市教委は昨年2月に県の検査が入るまで把握できなかったという。

 市教委は「(財団から市教委への)事務引き継ぎの過程で適切でない事務処理が行われ、申し訳ない」とコメントした。

 この問題では玉野署が同12月、財団関係者が不正解約に関与した可能性もあるとして、業務上横領の疑いで財団事務所を家宅捜索し、捜査している。

(2020年02月27日 08時01分 更新)

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