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ハンセン病特別法廷「違憲疑い」 死刑事件で熊本地裁が初判断

 ハンセン病患者の特別法廷の違憲性を認めた熊本地裁判決を受け、垂れ幕を掲げる原告側の弁護士(左端)=26日午後2時6分、熊本地裁前
 ハンセン病患者の特別法廷の違憲性を認めた熊本地裁判決を受け、垂れ幕を掲げる原告側の弁護士(左端)=26日午後2時6分、熊本地裁前
 ハンセン病患者とされた男性が、隔離先の療養所などに設置された特別法廷で死刑となり執行された「菊池事件」について、検察が再審請求しないのは違法だとして他の元患者らが国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、熊本地裁は26日、「特別法廷での審理は人格権を侵害し、患者であることを理由とした不合理な差別で、憲法13条、14条に違反する」との判断を示した。賠償請求は棄却した。

 ハンセン病患者の特別法廷を違憲とした司法判断は初。最高裁は2016年、特別法廷を裁判所法違反と認めて謝罪。その際の記者会見で「憲法違反が強く疑われるが、具体的状況が分からず判断できない」としていた。

(2020年02月26日 17時00分 更新)

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