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乾燥機倒れ骨折 病院側に賠償命令 岡山地裁判決

岡山地裁
岡山地裁
 岡山協立病院(岡山市中区赤坂本町)のコインランドリーで乾燥機が倒れて腰椎を圧迫骨折したとして、入院していた女性患者(89)が病院を運営する岡山医療生活協同組合と乾燥機のレンタル業者(広島市)に約1040万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、岡山地裁は25日、固定を怠ったとして組合に約655万円の支払いを命じた。

 判決によると、2011年、レンタル契約に基づき業者が洗濯機と、その上の専用台座に重さ27キロの乾燥機を設置。いずれも壁に固定しておらず、女性は15年9月、乾燥機の扉をつかんで奥の衣服を取り出そうとした際、乾燥機が倒れて腰椎を骨折した。

 判決理由で佐々木愛彦裁判官は、説明書に壁や柱に固定するよう注意書きがあるのにしていなかったとして「組合に安全配慮義務違反がある」と指摘。設置した業者に責任があったとする組合の主張は「入院患者にとっては病院内の設備としか考えられない」などと退けた。

(2020年02月25日 22時09分 更新)

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