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「人命優先の事前防災訴えて」 宮城の震災遺族、報道志望学生に

 報道業界志望の大学生に防災の重要性を訴える田村孝行さん(右)と妻弘美さん=23日午後、宮城県女川町
 報道業界志望の大学生に防災の重要性を訴える田村孝行さん(右)と妻弘美さん=23日午後、宮城県女川町
 宮城県女川町の七十七銀行女川支店に勤務していた長男を東日本大震災で失い、語り部活動をしている田村孝行さん(59)と妻弘美さん(57)が23日、支店跡近くの慰霊碑前で、報道業界を志望する大学生10人に「記者になったら人命優先の事前防災が重要だと訴えてほしい」と呼び掛けた。

 長男健太さん=当時(25)=は支店長の指示で2階建ての支店屋上に避難し津波にのまれた。田村さん夫妻は当時の写真や地図を示し、支店の近くに高台があったことを説明。弘美さんは「助かるはずの命だった。語り継ぐことで他の命を守れる」と伝承の重要性を訴えた。

(2020年02月23日 18時04分 更新)

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