長期の入院生活を送る子どもたちに笑いと癒やしを届けるクリニクラウン(臨床道化師)をテーマにした勉強会が22日、岡山市内で開かれ、医療従事者ら約30人が子どもの心に寄り添う支援の在り方を考えた。
全国の病院にクラウンを派遣するNPO法人日本クリニクラウン協会(大阪市)の石井裕子理事が講演。道化師「トンちゃん」として15年間活動した経験を踏まえ「入院生活は治療が優先される。成長に大切な出会いや遊びが制限され、生きる力を失う子どもも少なくない」と指摘した。
小児科医の小田慈岡山大名誉教授はクラウンとの出会いをきっかけに薬嫌いを克服した事例を紹介し、「遊びには子どもを前向きにする力がある。病棟の明るい雰囲気づくりや医療スタッフの意識改革など療養環境の向上が必要だ」と述べた。
参加者が小グループに分かれて意見交換する時間も設けられ「普段の仕事が忙しく、子どもの発するサインを見過ごしていたかもしれない」「病院外部との連携も必要だ」などの声が上がった。
勉強会は同協会が主催した。
全国の病院にクラウンを派遣するNPO法人日本クリニクラウン協会(大阪市)の石井裕子理事が講演。道化師「トンちゃん」として15年間活動した経験を踏まえ「入院生活は治療が優先される。成長に大切な出会いや遊びが制限され、生きる力を失う子どもも少なくない」と指摘した。
小児科医の小田慈岡山大名誉教授はクラウンとの出会いをきっかけに薬嫌いを克服した事例を紹介し、「遊びには子どもを前向きにする力がある。病棟の明るい雰囲気づくりや医療スタッフの意識改革など療養環境の向上が必要だ」と述べた。
参加者が小グループに分かれて意見交換する時間も設けられ「普段の仕事が忙しく、子どもの発するサインを見過ごしていたかもしれない」「病院外部との連携も必要だ」などの声が上がった。
勉強会は同協会が主催した。
(2020年02月22日 23時14分 更新)