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「I氏賞」大賞に平子雄一さん 奨励賞は日原さんと山田さん

(左から)平子雄一さん、日原聖子さん、山田彩加さん
(左から)平子雄一さん、日原聖子さん、山田彩加さん
 岡山県は19日、県にゆかりがある新進気鋭の美術家に贈る第13回「I氏賞」の大賞に、美術作家の平子雄一さん(37)=東京都在住、岡山市出身=を選んだと発表した。奨励賞は、美術作家の日原聖子さん(28)=神奈川県在住=と、画家の山田彩加さん(34)=津山市在住=に決まった。

 平子さんは植物と人間の共存をテーマにアクリルで大胆に描写した大作4枚を一つにまとめ、「スケールと迫力に抜きんでた現代的な絵画表現」とされた。2006年に英国ウィンブルドン芸術大を卒業後、13年に新進画家の登竜門とされるVOCA展で奨励賞を受賞。国内外で精力的に個展を開いている。

 日原さんは父(岡山県出身)のセーターをほどいた糸で、知人が育った街の地図が描かれた布に刺しゅうを施す斬新な手法で受賞。山田さんは命のつながりをコンセプトに、複数の版画を巧みに組み合わせた構成力と緻密な表現が評価された。

 贈呈式は3月18日に岡山市北区内山下のルネスホールであり、大賞は300万円、奨励賞は各100万円が贈られる。

 I氏賞は京セラ元会長の伊藤謙介氏(高梁市出身)の寄付を基に、県が若手美術家の育成を目的に07年度創設。18~40歳が対象で、今回は県内外の美術関係者らから36人の推薦があり、書類選考を通過した12人の中から選考委員会(委員長・高階秀爾大原美術館長、5人)で決定した。

(2020年02月19日 12時36分 更新)

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