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家康の次男・秀康にゆかり 津山郷土博物館保管の甲冑

結城秀康ゆかりの「朱漆塗本小札啄木威丸胴具足」(津山郷土博物館提供)
結城秀康ゆかりの「朱漆塗本小札啄木威丸胴具足」(津山郷土博物館提供)
 津山郷土博物館(津山市山下)が保管している安土桃山時代末期から江戸時代初期の甲冑(かっちゅう)が、津山藩松平家の祖にあたる徳川家康の次男・結城秀康(1574~1607年)にゆかりのあることが17日までに分かった。市は市重要文化財への指定準備を進め、4月1日に開幕する同博物館リニューアルオープン企画展で展示する。

 甲冑は「朱漆塗本小札啄木威丸胴具足(しゅうるしぬりほんこざねたくぼくおどしまるどうぐそく)」(個人所有)。朱色の胴には松平家の家紋「三つ葉葵(あおい)」があしらわれ、かぶとはウシ科のヤクの尾を赤く染めた飾りが付いている。「徳川諸家系譜」の中で、家康が関ケ原の戦いの直前に秀康に与えたとの記述があるかぶとや鎧(よろい)と特徴がおおむね一致した。ただ、制作時期が特定できていないことなどから、確定してはいない。

 博物館には津山藩松平家の関連史料が寄託され、順次調査を進めている。甲冑は2009年に預けられ、昨夏から専門家らを招いて鑑定していた。市重文への指定は3月に開かれる市文化財保護委員会で判断する。指定が決まれば、県重要文化財への登録も目指す。

 小島徹館長は「保存状態が良いこと自体が貴重。実物を見て、津山藩の先祖に秀康がいることを含め、津山の歴史を感じてもらいたい」と話している。

(2020年02月18日 09時27分 更新)

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