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鞆の山側トンネル 12月ごろ着工 広島県、説明会で明らかに

山側トンネル計画のスケジュールなどが示された説明会
山側トンネル計画のスケジュールなどが示された説明会
 福山市鞆町で山側トンネル事業を計画する広島県は16日、住民向け説明会を同町の鞆公民館で開いた。2020年12月ごろ着工、23年度中に完成と具体的に初めて言及。同町の東西には掘削土を使って海面を埋め立てるなどし、計5カ所の交通・交流拠点を設ける方針も明らかにした。

 説明によると、詳細にしていなかったトンネル北口は、県道福山鞆線と産業道路の分岐点より約100メートル北に設ける。総延長約2・3キロ、うちトンネル部分約2・1キロは従来通り。整備する山中の地盤が固く、一部では発破を使って掘り進める。平地区から県道鞆松永線へ接続するアクセス道(約250メートル)の整備で家屋移転も数軒出る見通しも示した。

 町内の東西に交通・交流拠点として駐車場やにぎわい施設を整備。町中心部への車の流入を抑える。拠点は町東側に1カ所、西側に4カ所(鞆港付近、平漁港など)を予定し、一部はトンネル掘削土を利用した埋め立て地に造る。東西の各1カ所から仙酔島に渡る市営渡船「平成いろは丸」を運航する計画も明かした。

 住民約100人が出席。早期整備を望む声が出たのに対し、上田隆博所長は「丁寧に説明しながらスピード感を持って取り組んでいく」と述べた。

(2020年02月16日 20時37分 更新)

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