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裸群うねる「西大寺会陽」 「福」求め1万人が激しい争奪戦

投げ込まれた宝木を奪い合う男たち=15日午後10時、西大寺観音院
投げ込まれた宝木を奪い合う男たち=15日午後10時、西大寺観音院
 日本三大奇祭の一つとされ、500年余りの歴史がある裸祭り「西大寺会陽」(国重要無形民俗文化財)が15日夜、岡山市東区西大寺中の西大寺観音院で開かれた。まわし姿の男たち約1万人(主催者発表)が福を授かるとされる宝木(しんぎ)を求め、激しい争奪戦を繰り広げた。

 境内には午後7時を過ぎたころから男たちが次々と集結。「わっしょい」の掛け声を響かせて練り歩き、垢離(こり)取り場の冷水で身を清めた。本堂大床では全身を紅潮させながらひしめき合い、時折浴びせられる打ち水が蒸気となって立ち込めた。

 五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する修正会(しゅしょうえ)が結願(けちがん)した午後10時、本堂の照明が一斉に消され、御福窓から一対の宝木が投下された。裸群は「うおー」とどよめきを上げ、渦のようなうねりとなった。

 宝木は自営業牧野匡洋さん(37)=岡山市東区=らの寺坂グループと、会社員松浦宜徳さん(36)=同=らの行地グループが獲得し、福男となった。

 西大寺会陽は室町時代の1510年に始まったとされる。今年の祝い主は岡山ガス(岡山市中区桜橋)と両備グループ(同市北区錦町)が務めた。

(2020年02月15日 23時32分 更新)

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