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玉野競輪場にホテル併設へ 市建て替え事業、訪日客需要狙う

新しい玉野競輪場の完成予想図。左奧に見えるのがホテル(玉野市提供)
新しい玉野競輪場の完成予想図。左奧に見えるのがホテル(玉野市提供)
 玉野市が計画する玉野競輪場(同市築港)の建て替え事業で、競輪場としては全国で初めてホテルが併設されることが14日、分かった。同競輪場に近接する宇野港は、現代アートで世界的に注目を集める瀬戸内海の島々へ向かう観光客の発着港で、訪日客らの宿泊需要を取り込む狙い。

 新競輪場の包括委託事業者には同日、スマートフォン向けゲーム大手・ミクシィの子会社のチャリ・ロト(東京)が内定。ホテルは、建て替え事業に伴って同社が自己資金20億円以上を投じて整備する。市から借り上げた競輪場南側の土地に建設し、8階建てで100室余りにする計画。選手宿舎を兼ね、2022年のオープンを目指す。

 経営は、建築家の安藤忠雄氏が手掛けた高級ホテル「瀬戸内リトリート青凪」(松山市)などを運営する「温故知新」(東京)にチャリ・ロトが委託する。

 瀬戸内海に面する立地を生かしたオーシャンビューを売りにする。さらに客室の前にはバンク(競走路)があるため、居ながらに白熱のレースを観戦できるという。チャリ・ロトは「宇野港周辺エリアは国内外から訪れる観光客でにぎわっており、競輪以外の需要も見込める」としている。

 新競輪場は20年度から段階的に整備し、夏ごろからメインスタンドなどを解体する。設計から建設、完成後の運営までをチャリ・ロトが担うDBO(デザイン・ビルド・オペレート)方式で、初期費用の約20億円は市が負担する。

(2020年02月15日 08時01分 更新)

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