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永瀬清子さんの功績しのぶ 紅梅忌 生家で17日、15年ぶりの開催

多くの詩が生み出された生家。紅梅忌では梅の植樹などで永瀬さんの業績をしのぶ
多くの詩が生み出された生家。紅梅忌では梅の植樹などで永瀬さんの業績をしのぶ
1986年ごろ撮影された永瀬さん(赤磐市教委提供)
1986年ごろ撮影された永瀬さん(赤磐市教委提供)
 詩人・永瀬清子さん(1906~95年)=赤磐市出身=の功績をしのぶ「紅梅忌(こうばいき)」が17日、永瀬さんの生家(同市松木)で営まれる。詩の朗読や故人との思い出を語る追悼の場だったが、2005年に途絶えて以来15年ぶりの開催。恒例の朗読会「永瀬清子の詩の世界」(16日・くまやまふれあいセンター)と合わせ、「現代詩の母」の魅力に触れる。

 2月17日は永瀬さんの誕生日であり、命日でもある。紅梅忌は永瀬さんらが立ち上げた詩誌「黄薔薇(ばら)」の関係者や詩人、遺族らが1996年から実施。今年が没後25年に当たることから、地元のNPO法人「永瀬清子生家保存会」が復活させる。

 保存会メンバーらと参加者が午前1時半から、生家近くの墓に参り、式典を行う。生家敷地内に梅の木(高さ1・2メートル)を植樹するほか、永瀬さんの生前の映像も上映する。

 3時半までで、参加は自由。保存会の横田都志子理事長は「来年以降も継続し、生きづらさを抱える人々が力をもらう場にしたい」と話している。

 「永瀬清子の詩の世界」(赤磐市など主催)は16日午後1時半から4時まで。批評家の若松英輔さんが「自分を照らす言葉」と題して講演。上皇后美智子さまが朗読した詩「降りつむ」や、永瀬さんが出版した「短章集」などについて話す。

 市民による詩の朗読や合唱、県内の小中学生から募った詩のコンクール「永瀬清子賞」の表彰式もある。無料で先着350人。市教委熊山分室(086―995―1360)へ事前に申し込む。

(2020年02月14日 11時16分 更新)

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