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ホーム戦控え肺炎感染対策に苦慮 岡山のスポーツチーム 長期化懸念

Vリーグ公式戦はマスク姿のファンが目立った=9日、ジップアリーナ岡山
Vリーグ公式戦はマスク姿のファンが目立った=9日、ジップアリーナ岡山
 新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、岡山県内のトップスポーツチームにも影響が出始めた。サッカーJ2のファジアーノ岡山は12日、練習場でのファンとの交流を中止した。卓球Tリーグ男子の岡山リベッツなどは、県内外から多数のファンを集めるホームゲームを控え、観客や選手を感染からどう守るか苦慮している。

 8、9日にジップアリーナ岡山(岡山市北区いずみ町)であったバレーボールV1男子公式戦。新型ウイルスの流行が問題化した後では県内初の大規模大会で延べ約8千人が観戦し、その多くがマスク姿だった。声援を送った岡山大1年の学生(19)は「選手にうつしてしまうなどの不安は拭えない」と話し、気軽に観戦を楽しめるよう早期の終息を願った。

 いち早く動いたのはファジアーノ岡山だ。練習拠点の政田サッカー場(同市東区升田)での選手による握手、サインなどのファンサービスを12日から取りやめた。感染リスクを軽減するための措置。練習見学の際にはマスク着用を呼び掛け、この日は約30人が静かにイレブンを見守った。

 岡山リベッツは15、16日に岡山武道館(同市北区いずみ町)で今季最後のホーム2連戦を行う。試合後に予定するサイン会などのイベントは開催の可能性を直前まで探るとし、リベッツは「万全の態勢でファンの皆さんを迎えられるよう努力する」と言う。ただし、来場者向けのマスクや消毒液などは入手困難な状況で、対応に腐心している。

 事態は長期化するとの見方もある。ファジアーノは23日にシティライトスタジアム(同所)で行うホームゲームで新シーズンが始まるため、影響が長引く恐れがある。開幕戦は1万人超のサポーターが訪れる見込みで、選手らによる餅投げなど多彩な催しを予定する。ファジアーノは安心して来場できる環境を整えるため「今後の状況を踏まえ、協議していく」と対策を急ぐ考えだ。

(2020年02月12日 21時02分 更新)

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