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県内3病院で受け入れ態勢整う 新型コロナウイルス感染者に対応

感染者を受け入れる一般向けと別の専用出入り口(50番)=岡山市立市民病院
感染者を受け入れる一般向けと別の専用出入り口(50番)=岡山市立市民病院
 新型コロナウイルス感染者の入院に対応できる「感染症病床」を有し、感染症法に基づく指定医療機関となっている岡山市立市民(同市)、倉敷中央(倉敷市)、津山中央(津山市)の岡山県内3病院では、県内で感染者が見つかった場合に備えた受け入れ態勢を整えている。

 市民病院には、隔離された感染症病棟に個室2室と2人床2室の計6床の感染症病床がある。受け入れに当たっては、他の患者との接触を避けるため、駐車場そばに設けた通常の出入り口とは別の出入り口から専用の診察室に入ってもらい、医師や看護師らは防護服を着て接する。

 この出入り口からも感染が広がることのないよう、受け入れエリアは気圧を低くして外部に空気が流出するのを防ぐ「陰圧管理」を行っている。全体を覆って内部を陰圧管理できる車いすも備え、感染者が診察室から病棟に移動する際に使用する。

 現時点では有効な治療法が確立されていないため、治療は対症療法が基本。発熱や呼吸困難、脱水といったそれぞれの症状や感染者の体力に応じた治療を行いながら、回復を図ることになる。

 感染拡大を受け、市民病院では防護服の着用方法を再確認したり、院内で新型肺炎に関する情報共有を徹底する会議を開いたりして万全を期す。今城健二副院長は「何よりも他の患者さんたちとの接触を避けなければならない」とし、感染が疑われる場合には「いきなり来院するのではなく、帰国者・接触者相談センターなどに連絡を」と求めている。

 倉敷中央病院は個室10床、津山中央病院は個室を中心に8床の感染症病床がある。

(2020年02月07日 21時18分 更新)

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