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全市町村で採火、地域特色生かす パラ聖火フェス県実行委

全市町村で採火、地域特色生かす パラ聖火フェス県実行委
 2020年東京パラリンピック聖火フェスティバル県実行委員会は6日、8月13~17日に県内全27市町村で行う採火の詳細を発表した。天体望遠鏡や備前焼の登り窯を使ったり、日本刀の古式鍛錬の工程を利用したりと、地域の特色を生かしたバラエティーに富んだ内容。各地でとった火は岡山市で一つにまとめ、東京へ送り出す。

 調整中を除く多くの自治体で採火の日程や会場、方法が固まった。天文施設を抱える浅口市と井原市はいずれも望遠鏡を使い、太陽光を集めて火をとる。備前市は備前焼の登り窯を活用。日本刀の産地として知られる瀬戸内市は鋼をつちでたたいて刀にする古式鍛錬を通じて採火する。

 障害者スポーツの祭典のため、津山、高梁市、矢掛、吉備中央町などは障害者団体や障害福祉事業所の利用者らが関わる。

 岡山城をライトアップする「夏の烏城灯源郷」(岡山市)、巨大な「和」の火文字を浮かび上がらせる「和文字焼き」(和気町)といったイベントと合わせたケースもある。

 各地の火はランタンなどで岡山市に運ばれ、17日にシティライトスタジアムで開く集火・出立式で、27市町村の火を統合。「岡山県の火」として東京に送る。一部の自治体は集火に先立ち、火を市町村役場などに展示する計画もある。県内では採火のみで、トーチによる聖火リレーは予定されていない。

 採火は各自治体に委ねられ、県内では全27市町村が参加を表明。地元の文化や産業に着目し、独自の形を検討してきた。同実行委は「多くの人に携わってもらい、共生社会をともす火としてパラリンピックを盛り上げていきたい」としている。

(2020年02月06日 22時21分 更新)

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