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「牛玉紙」文字 御朱印に 現存最古の宝木包む守護札

西大寺観音院の御朱印。現存最古とみられる宝木を包んでいた牛玉紙の文字を再現した
西大寺観音院の御朱印。現存最古とみられる宝木を包んでいた牛玉紙の文字を再現した
 伝統の裸祭り・西大寺会陽(15日)に合わせ、舞台となる西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)は、現存最古とみられる宝木(しんぎ)を包んでいた守護札「牛玉(ごおう)紙」の文字を御朱印として再現した。宝木に福を込める修正会(しゅしょうえ)が始まる2日から3月1日まで、千枚限定で参拝者に授ける。

 御朱印のゴム印は、牛玉紙に記されている「牛玉西大寺寶印」の文字をスキャナーで読み取り、地元文具店に作ってもらった。参拝客が持参する朱印帳や観音院から渡す紺紙に押す。インクは朱色と金色から選べる。

 観音院によると、現存最古とされる宝木は、江戸初期の1616(元和2)年の会陽で投下されたとみられ、1980年に東区神崎町の個人宅で牛玉紙が巻き付いた状態で発見された。観音院は会陽500周年を迎えた2010年、この牛玉紙の文字を後世に残そうとスキャンして保管していた。

 寺伝では、観音院は1854(嘉永7)年の火災で本堂と牛玉所殿が焼け、牛玉宝印の版木も焼失した。このため今回御朱印として再現した文字は現在の牛玉紙とは異なる貴重なものとなっている。

 坪井綾広住職(43)は「会陽は牛玉紙を民衆の頭上に投げたのが始まりと言われる。御朱印を通じてご利益を受けて」と話している。

 1枚500円で、午前8時~午後5時に観音院本堂で受け付ける。会陽当日は午後4時~10時に本堂西側の大師堂(境内の混雑状況で予定より早く終了する可能性あり)。問い合わせは西大寺観音院(086―942―2058)。

(2020年02月01日 12時12分 更新)

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