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岡山県産材 五輪選手村でアピール 東京、選手らの交流スペース公開

ビレッジプラザに活用された岡山県産材。県名が刻印され、角材をねじるように組み合わせた工法の柱が目を引く=東京都中央区晴海
ビレッジプラザに活用された岡山県産材。県名が刻印され、角材をねじるように組み合わせた工法の柱が目を引く=東京都中央区晴海
 東京都中央区晴海で整備中の東京五輪・パラリンピック選手村の一角にあり、岡山県など全国63自治体の木材を使用した選手らの交流スペース「ビレッジプラザ」が29日、関係者に公開された。ヒノキの角材、新建材CLT(直交集成板)で計約100立方メートルに上る岡山県産材は床や柱、梁(はり)材の一部に活用されている。

 ビレッジプラザはいずれも平屋の5棟(計約5300平方メートル)で構成され、県産材を使った棟は約千平方メートル。3本の角材をねじるように組み合わせて強度を高める「レシプロカル架構」工法の柱が目を引くほか、CLTは床に用いられた。オープン後はインターネットが利用できるラウンジやカフェが入る予定。

 大会を盛り上げようと、大会組織委員会が木材の提供を全国に呼び掛け、約1300立方メートルが集まった。岡山県では25社・団体が2018年に協議会を発足させ、20市町村から原木を調達した。木の香りが漂い、森の中を思わせる現地では内覧会があり、出席した菊池善信副知事は「県内の製材技術を凝らした木材で大会をしっかり支えたい」と話した。

 選手らの宿泊棟エリアの玄関口に立地し、4月末に完成予定。大会後は解体され、木材は提供自治体でベンチなどに再利用される。

(2020年01月29日 21時07分 更新)

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