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タグチ工業「ガジラ通信」が人気 もともと社内報、社外でも配布

社外でも人気を集めるタグチ工業の社内報「ガジラ通信」
社外でも人気を集めるタグチ工業の社内報「ガジラ通信」
 社外でも配布するユニークな「社内報」が人気を集めている。

 建設機械用アタッチメントを製造するタグチ工業(岡山市北区平野)の「ガジラ通信」。年4回発行し、約200人の社員に配るだけでなく、13都府県のカフェや書店50店に置いて一般の人にも無料で配っている。

 「社員に楽しんでもらおうと作ったら、思いの外好評で、こんなことに…」と編集担当の田口詠子さん(34)は笑う。

 もともとの目的は、国内外に散らばる社員に社内の仕事や製品の情報を知らせることだった。2015年に第1号を発行。同社が制作した重機型ロボット・スーパーガジラの舞台裏や工場の職人技を伝えたところ社内で評判になり、幅広く配ることになったという。

 人気の秘密はクオリティーの高さと親しみやすさにある。専門用語が飛び交う製造現場の仕事を田口さんらが取材し、イラストや写真、漫画を使って分かりやすく紹介。ベテラン社員が1年目の失敗談を告白したり、特許取得までの経緯や苦労を特集したりと、社外の人にも興味深い内容になっている。

 最近では、地元ライターによるお薦めのカフェや映画の紹介コーナーも設け、分量も当初の12ページから20ページに増強。社外の読者から「次はまだですか」と“注文”が入る人気ぶりで、社内報を読んで就職を希望する人も出てきているという。

 田口さんは「社員の期待を良い意味で裏切る社内報を作ろうと頑張ってきた。社外の人の目に留まり、関心を持つきっかけになればうれしい」と話す。

 過去の号は同社のホームページで閲覧できる。

(2020年01月28日 21時06分 更新)

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