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理大生が池田動物園の経営改善案 触れ合い飼育舎やシアター整備を

ケヅメリクガメの飼育小屋のイメージ図
ケヅメリクガメの飼育小屋のイメージ図
 岡山理科大(岡山市北区理大町)の経営学部生が、池田動物園(同京山)の入園者増に向けた経営改善案をまとめた。入園者が年間を通じて触れ合いを楽しめる飼育舎や、投影された動物の映像に触って遊べるデジタルタッチシアターなどを新たに整備するのが柱で、費用はクラウドファンディング(CF)で調達する。29日に関係者に報告する。

 園や経済界、有識者らでつくる「池田動物園の未来を考える会」が昨年1月に行った改革提言で、同大による経営戦略の策定を盛り込んでいた。

 山口隆久学部長の呼び掛けで、学生約40人が同4月から授業の中で作業。家族連れや保育・幼稚園児の保護者ら入園者計2千人にアンケート調査を実施するとともに、岡山県外の動物園の視察に取り組むなど、約9カ月かけて魅力アップの方策を探ってきた。

 改善案はそれらの成果を踏まえてまとめた。主な内容は、子どもたちに人気のケヅメリクガメの飼育小屋を一年中触れ合い体験を楽しめるよう一新し、入園ゲート前広場に移転する▽同園のゾウ「メリー」=2016年に死亡=や同大が研究を手掛ける恐竜の映像を壁面に投影し、画面に触れると生態に関するクイズなどが表示されるデジタルタッチシアターを備えた施設を同広場付近に設ける▽新たな休憩所を整備する―ことなど。

 費用は約2500万円を見込む。正式にゴーサインが出れば、山陽新聞社や中国銀行などが連携したCFサービス「晴れ!フレ!岡山」で4月から募り、今夏以降、順次実現を目指す。

 学生代表の3年末石太河さん(21)は「皆で意見をぶつけ合い、ある限りの知恵を振り絞って形にした。園の経営改善につなげてほしい」と話した。

 園はこれまでに、考える会の提言を踏まえ、新たな顔としてホワイトタイガー1頭を迎え入れたほか、入園ゲートを新調している。

(2020年01月27日 21時02分 更新)

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