山陽新聞デジタル|さんデジ

就労支援A型事業所の経営改善を 岡山の研修会で厚労省係長が報告

就労継続支援A型事業所の現状と課題について認識を深めた研修会
就労継続支援A型事業所の現状と課題について認識を深めた研修会
 障害者が働きながら技能を身に付ける「就労継続支援A型事業所」の経営者らを対象とした研修会が24日、岡山市内であり、厚生労働省障害福祉課の宮本和也・就労支援係長が事業所運営を取り巻く現状と課題について報告した。

 宮本係長は全国約3800事業所のうち、障害者の賃金を国の補助金に頼らず事業収益のみで賄っているのは約3割にとどまると指摘。販路拡大や商品開発を支援したり、経営改善の成功事例を周知したりしている国の取り組みに触れた上で「事態を重く受け止め、健全化に向けてさらに議論を深めていく必要がある」と述べた。

 講演後の質疑で、会場から「個々の障害者の技能習得に数年がかりで取り組んでおり、一般企業への就労につなげるたびに『戦力ダウン』の現実と向き合わねばならない。現場の厳しさを分かってほしい」との声が上がると、宮本係長は「各事業所の頑張りに目を向け、今後の対応を検討していく」と応じた。

 研修会はNPO法人就労継続支援A型事業所協議会(岡山市)が主催。加盟する岡山県内の約70事業所の代表者や県職員ら約80人が聴講した。

(2020年01月24日 21時21分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ