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「忍者は岡山でも活動」 研究第一人者・山田教授が講演

忍者の実像について話す山田教授
忍者の実像について話す山田教授
 忍者研究の第一人者として知られる三重大の山田雄司教授(52)が24日、岡山市北区津島中の岡山大津島キャンパスで、「日本文化の中の忍者」と題して学生らを前に講演し、国内外の古文書などから明らかになってきた忍者の実像について紹介した。

 山田氏は、黒装束を着た現在の忍者につながるイメージは「18世紀初めの歌舞伎の中からつくられていった」と強調。テレビなどで出てくる必須アイテムの手裏剣については「使った記録は存在しない」と述べた。

 文献に忍者の記述が出てくるのは14世紀初めで、「恐らく南北朝時代の混乱の中から生まれた」と指摘。忍者は情報収集を主な活動とし、記憶力やコミュニケーション能力が不可欠だったとした。時代によって職務が異なっていたことにも触れ「江戸時代は城下町の治安維持などを行っていた」と説明した。

 岡山大付属図書館が所蔵する岡山藩政資料・池田家文庫に関する研究も進めているとし、「岡山にも忍者はいていろんな諜報(ちょうほう)活動をしていた」と語った。

 ユニークな研究に着目した岡山大関係者の招きで講演。学生や教職員ら約30人が聴いた。

(2020年01月24日 21時45分 更新)

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