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夜間教室6月にも開校 岡山市教委 義務教育不十分な人を対象に

夜間教室6月にも開校 岡山市教委 義務教育不十分な人を対象に
 岡山市教委は不登校などで義務教育を十分に受けられなかった人らを対象に、6月にも「夜間教室」を開設する方針を示した。市教委による運営は初めてで、公民館など市内2カ所で月2回開いて読み書きや計算を教える。今月発表した2020年度当初予算要求に関連経費330万円を盛り込んだ。

 対象は、義務教育期間を終えた市内在住か在勤者のうち、戦中戦後の混乱期に義務教育を修了できなかった人▽中学時代に不登校の時期が長かった人▽母国で十分な教育を受けられなかった外国人ら。30人程度を想定しており、市教委の面接を受けて条件を満たせば無償で受講できる。

 教室は第1、3金曜の午後6時~8時半、不登校の子どもを支援する適応指導教室「トラングル一宮」(北区一宮)と操山公民館(中区国富)で開き、教員OB計約10人が講師を務める。詳しい授業内容は受講者と話し合って決めていく。

 国は2017年2月施行の「教育機会確保法」に基づき、卒業資格が認められる公立夜間中の設置を都道府県に促しているが、県内はゼロという事情も夜間教室開設の動機となった。市によると、今回のような「学び直しの教室」は県、一般社団法人「岡山に夜間中学校をつくる会」がそれぞれ市内に1カ所開設している。

 市教委生涯学習課は「義務教育を受け直したいという要望は少なくない。夜間教室を運営しながら、公立夜間中が必要かどうかも検討していきたい」としている。

(2020年01月23日 17時01分 更新)

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