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被災の倉敷・真備に避難住宅整備 住民グループ CF目標を達成

再生予定のアパート前に立つ津田さん。災害時には部屋を避難場所として開放する計画だ
再生予定のアパート前に立つ津田さん。災害時には部屋を避難場所として開放する計画だ
 西日本豪雨で大きな被害を受けた倉敷市真備町地区に、住民グループが「避難機能付き共同住宅」を整備しようと準備している。災害が起きた時、高齢者らが逃げ込める2階建てアパート。CFサービス「晴れ!フレ!岡山」で資金の一部を調達した。

 同町箭田にあり、豪雨で被災した2棟(計8室)を再生。2階の1室をフリースペースとして地域の交流に活用してもらい、災害時には避難場所として開放する。車いす利用者の避難を想定し、1階から屋外スロープを取り付ける。他の7室は、避難者支援に理解がある世帯を対象に貸し出すことにしている。

 「豪雨災害で浮き彫りになった課題は避難の在り方」と、グループ代表の津田由起子さん(55)。住み慣れた地域に避難先をつくり、顔見知りの住民同士が支え合うことで、避難生活のストレスは軽くなるのではないか―。そう考え、整備を思い立った。

 改修費は約3千万円。自己資金や国の助成金などを充て、不足はCFサービスで補おうと考えたグループ。2カ月を募集期間としたプロジェクトでは、公開1カ月後に目標額の200万円に届き最終的に331万6千円が集まった。支援者は169人。共通しているのは、真備の復興を後押ししたいという思いだった。

 整備は今後、内装工事やスロープ取り付けが必要になる。今春の入居開始を目指しているという。

 津田さんは「募集を通じ多くの人から思いを託され、大きな勇気を得た。安心安全の地域づくりに全力で取り組む」と力を込める。

(2020年01月22日 11時11分 更新)

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