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「晴れ!フレ!岡山」半年 広がる共感と支援

「晴れ!フレ!岡山」半年 広がる共感と支援
初の自社ブランド製品を手にするヒカミコーポレーションの樋上社長。「晴れ!フレ!岡山」で資金調達した
初の自社ブランド製品を手にするヒカミコーポレーションの樋上社長。「晴れ!フレ!岡山」で資金調達した
 山陽新聞社(岡山市北区柳町)と中国銀行(同丸の内)、クラウドファンディング(CF)運営大手・レディーフォー(東京)の3社が連携した地域密着型CFサービス「晴れ!フレ!岡山」は22日、スタートから半年となる。これまで15のプロジェクトで資金協力を呼び掛けたところ、共感と賛同の輪が広がり、募集を終えた10件全てで目標額を達成。岡山発の夢の実現を支援する仕組みとして、定着しつつある。

 CFは、新しい資金調達手段として存在感を増している。個人・団体の「実行者」が実現させようとするプロジェクトについて、インターネットサイトで公開し不特定多数の「支援者」から資金を募る仕組みだ。

 「晴れ!フレ!岡山」は、新しい令和時代の岡山の地域活性化を応援しようと昨年7月に誕生。このCFサービスでは、募集期間内に目標額に達した場合だけ資金が提供される。実行者はリターン(返礼品)を支援者に届け、感謝を伝える。山陽新聞社は紙面やウェブでの広報活動、中国銀行は提案や相談、レディーフォーはサイト運営などをそれぞれ担当している。

 倉敷特産・畳縁(べり)を活用した革製品作りや、ラグビー・ワールドカップ日本大会(昨年)のパブリックビューイング岡山開催、豪雨災害復興の思いを込めた真備の新銘菓開発…。プロジェクトのテーマは多岐にわたり、達成額が1千万円を超えたケースもあった。

 実行者の満足度は高い。

 衣料品製造のヒカミコーポレーション(笠岡市篠坂)は、自社ブランド製品第1弾として井原のデニムを使ったカジュアルな作業用ジーンズを企画。35万円を募ったところ、43万5600円が集まった。

 相手先ブランドによる生産(OEM)を手掛ける同社は、自社ブランド製品を作ることが長年の夢だった。樋上哲司社長は「実現に必要なお金が寄せられただけでなく、呼び掛けを通じ製品へのニーズがあることも確かめられた」と喜ぶ。

 募集中のプロジェクトは、革小物作りの体験工房開設をはじめ、古民家をカフェに改装▽「ジビエレザー」を活用した製品作り▽美しい星空を守りPRする取り組み▽「18歳成人式」のモデルケースとなるイベント開催―の五つ。詳細は特設サイト(https://www.sanyonews.jp/harefure)で閲覧できる。

(2020年01月22日 10時00分 更新)

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