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インフルエンザの大流行として有…

 インフルエンザの大流行として有名なのは「スペイン風邪」だ。1918~19年に世界で約5千万人が死亡した。スペインの名を冠するものの、流行の始まりは米国らしい▼当時は第1次大戦中で米軍の移動に伴い、欧州へ広がった。交戦中の各国が流行を隠す一方、参戦していないスペインは隠さなかったことから発生源と誤解されたという(加藤茂孝著「人類と感染症の歴史」丸善出版)▼人が行き来すれば感染症は広がる。各国がしっかりと情報共有し抑え込みたい。中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎である▼折しも中国は24日から春節(旧正月)に伴う大型連休に入り、日本を訪れる人も増える。過剰に恐れることはないが、警戒はしたい。厚生労働省は手洗いやうがいといった通常のインフルエンザ対策を徹底するよう呼び掛けている▼対策といえば昨年、米国在住の医師が「くしゃみの仕方に気をつけて」とツイッターで呼び掛けて話題になった。手で口を覆う日本人が多いが、それだとウイルスのついた手で周りのものを触ってしまう。国際的には「肘の内側」にするのがマナーという▼厚労省のサイトで「せきエチケット」を確認したら、マスクを着けていない場合、手ではなく上着の内側や袖で口を覆うことを推奨していた。知識を更新しながら予防したい。

(2020年01月22日 08時00分 更新)

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