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世界一やさしいレストランの絵本 医師らの実行委、CFで資金調達

絵本「世界一やさしいレストラン」を手にする綾部さん
絵本「世界一やさしいレストラン」を手にする綾部さん
 知能や精神に障害のある人がスタッフを務め、失敗しても客が笑顔で受け入れる催し「世界一やさしいレストラン」を題材にした絵本が完成した。岡山県内の医師らでつくる実行委がインターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を調達した。

 絵本のタイトルは催しと同じ。登場人物は擬人化された動物で、主人公はいつもイライラしている会社経営者(猫)。ある日訪れたレストランで吃音(きつおん)のためうまく話せないウエーター(犬)や、注意欠陥多動性障害(ADHD)で料理を失敗してしまうシェフ(熊)らと出会い、悪態をついてしまう。しかし、そんな自身をも温かく受け入れる店員たちの振る舞いに、感銘を受ける―とのストーリー。

 山陽新聞社や中国銀行などが連携したCFサービス「晴れ!フレ!岡山」で昨年10~12月に製作費を募り、目標額100万円に対して133万2千円を集めた。2千部製作し、県内の書店などで1部1540円で販売している。吉備人出版刊。

 世界一やさしいレストランは2018年に倉敷市で初開催。20年度にも企画しており、中心になって準備を進めている綾部小百合さん(63)=岡山市=は「多様性を認め合う社会は心地よい、というメッセージを受け取ってほしい」と話す。

(2020年01月20日 20時19分 更新)

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