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暖冬 冬物衣料や暖房器具振るわず 県内 野菜価格下落、ノリ生産減も

エアコンの販売台数が伸び悩む岡山市内の家電量販店
エアコンの販売台数が伸び悩む岡山市内の家電量販店
県漁連で行われた本年度のノリの初入札。上場枚数は過去最低だった=昨年12月
県漁連で行われた本年度のノリの初入札。上場枚数は過去最低だった=昨年12月
 暖冬の影響が岡山県内にも広がっている。冬物衣料や暖房器具は昨年末から売れ行きが振るわない。野菜は生育が進んで価格が下がっており、特産のノリの生産量も落ち込んでいる。

 岡山市のデパートでは、コートやブルゾンなど冬物衣料が苦戦している。天満屋岡山店(同市北区表町)は、婦人のダウンコートで昨年12月の売上高が前年同月比2割減。厚手の肌着や羽毛布団の売れ行きも低調に推移しているという。

 「いずれの商品も消費税増税前に需要が先食いされたこともあり、冬以降の動きに鈍さが目立つ」と同店。

 岡山高島屋(同本町)も12月の婦人服の売り上げが1割近くダウン。ロングコートなどが振るわず、「今月から始まったセールでも反応はいまひとつ」と説明する。

 家電量販店のビックカメラ岡山駅前店(同駅前町)は、12月末までのエアコン販売台数が前年の同じ時期と比較して3割減。電気ストーブやファンヒーターでも例年と比べて在庫切れになる商品が少ないという。

 野菜は、豊作で価格が下落する一方、鍋物商材の荷動きが鈍く、市場関係者が気をもんでいる。同市中央卸売市場の荷受会社・岡山丸果では、12月の主な野菜の平均卸価格は平年に比べ1、2割安で推移。取引数量は、この時期鍋物用に需要が高まるはずの白菜など葉物野菜が低調で、ホウレンソウは前年同月より約4割も減っている。

 水産関係では、特産のノリが、今年は海水温が十分に下がらず、全県的に育苗を1週間程度遅らせたため、出荷が滞っている。県漁連によると、10日現在の生産量は2685万枚と前年同期比で13・8%減った。ただ、その分やや高値傾向という。

(2020年01月18日 19時30分 更新)

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