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岡山気象台、「初雪」観測遅れ 寒気南下弱く、記録的暖冬に

岡山気象台、「初雪」観測遅れ 寒気南下弱く、記録的暖冬に
 暖冬の中、岡山地方気象台による「初雪」の観測が遅れている。平年(12月18日)よりすでに1カ月近くずれ込んでいるが、寒気の影響を受けにくい状態はまだしばらく続くとみられ、1892年の観測開始以降、最も遅かった1964年の1月19日の記録を56年ぶりに更新する可能性も高まっている。

 同気象台による初雪の発表は、職員が岡山市で雪かみぞれを目視で確認した場合に行われる。津山市では昨年12月4日に初雪が降っているが、県北部の降雪は該当しない。

 暖冬の理由について同気象台は、インド洋の海面水温が西高東低となっている影響などで、偏西風が日本列島付近で平年よりも北寄りに蛇行するように吹いており、寒気が南下しにくいと説明。この偏西風に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込みやすくなっているとする。

 このため、県内の昨年12月の月間平均気温は、笠岡市8・1度(平年6・6度)、瀬戸内市7・8度(同6・3度)、和気町6・0度(同4・7度)、真庭市蒜山上長田3・9度(同2・6度)―など16観測地点すべてで平年を上回った。1月上旬の平均気温も上長田で平年を3・3度上回るなど、軒並み平年より2度以上高い。

 初霜と初氷の観測についても、今季はともに1月1日と、平年(初霜12月5日、初氷12月12日)よりかなり遅かった。

 初雪の見通しについて、岡山地方気象台は「気温はしばらく平年よりも高めに推移する見込み。平地に雪を降らすほどの寒気の南下はなさそう」と予報している。

(2020年01月17日 21時57分 更新)

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