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作陽高が倉敷市に移転の方針 23年度めど、県北の少子化背景

作陽高が移転を予定する倉敷市玉島八島の農地周辺。右奥は市立玉島北中
作陽高が移転を予定する倉敷市玉島八島の農地周辺。右奥は市立玉島北中
作陽高が倉敷市に移転の方針 23年度めど、県北の少子化背景
 作陽高(津山市八出)が2023年度開校をめどに、倉敷市玉島地区へ移転する方針を固めたことが16日、分かった。岡山県北地域の少子化による生徒数減少が背景。運営する学校法人作陽学園(倉敷市玉島長尾)が、同地区住民を対象にした説明会で明らかにした。県教委によると、県内の私立高が市町村をまたいで移転するのは平成以降初めて。

 説明では、移転先はJR新倉敷駅の西約600メートルにある同市玉島八島の農地約7ヘクタール。系列のくらしき作陽大・作陽音楽短大(同市玉島長尾)に近く、県南だけでなく広島県など近隣県が通学圏となる立地も決め手となった。高大が連携した一体的な運営による人材育成や魅力向上を図る。

 岡山県には申請手続き中で、20年度中には着工の予定。計画では校舎、グラウンド、体育館のほか、男女とも全国大会出場歴のあるサッカー部専用のグラウンド2面などを設ける。現在の普通科6コースを維持し、生徒数は定員720人を想定している。現生徒数は506人。

 同高は1930年、津山女子高等技芸学院として津山市で開学。63年に男女共学となり現校名に変更した。津山市をはじめとする県北地域は少子化が顕著で、同高の2019年度の出願者数(選抜1期)は普通科6コースで計407人と09年度の計845人(普通科5コース)から半減している。

 同学園は「地域への理解を得ながら計画を進めていきたい」としている。

 同学園に関しては1996年、作陽音楽大(現くらしき作陽大)が津山市から現在地に移転している。

(2020年01月17日 08時01分 更新)

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