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吉備中央の中学跡地でバナナ栽培 障害者らの農業研修に利用へ

ハウス内でバナナの苗を植える社員
ハウス内でバナナの苗を植える社員
 2014年に閉校した岡山県吉備中央町竹荘の旧竹荘中で、バナナの栽培がスタートした。跡地を取得した農産物販売などの幸福産業(同所)が手掛け、4月からは障害者らを対象にした農業研修施設として利用し、農業振興や地域活性化につなげる。

 同社は昨年3月から1万350平方メートルのグラウンドに土を入れ、ビニールハウス11棟(計6500平方メートル)を建設。栽培は14日から始まり、16日に作業を公開した。この日は社員13人がハウス内にシャベルで穴を掘り、高さ50~100センチの苗を植えていった。

 計画ではバナナ千株を植え、今春から研修生として障害者や高齢者を優先的に受け入れて栽培法を指導。7月に観光農園をオープンする。3年間で約100万本の出荷を見込んでいる。

 同社は国産バナナを栽培する農業法人・D&Tファーム(岡山市南区西高崎)のグループ会社。2018年12月に町から建物を1千万円で購入し、土地は年120万円の賃借契約を結んだ。町内ではコーヒーやパパイアなど熱帯作物の農園計100ヘクタールも整備するという。

 田中節三取締役技術責任者は「障害者の自立を支援する農福連携の拠点とし、誰もが活躍できる社会づくりに貢献したい」と話している。

(2020年01月16日 21時41分 更新)

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