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雪不足に悲鳴、備後北部スキー場 庄原3施設営業日ゼロ、猫山のみ

待望の雪が降ったが、開場できる積雪量に届いていない県民の森スキー場=15日
待望の雪が降ったが、開場できる積雪量に届いていない県民の森スキー場=15日
積雪がほとんどなく、営業ができない庄原市の道後山高原スキー場=15日
積雪がほとんどなく、営業ができない庄原市の道後山高原スキー場=15日
 暖冬が続く中、備後地方北部のスキー場が雪不足に悲鳴を上げている。広島県庄原市内4カ所のうち、現在営業しているのは人工造雪機を備えたスノーリゾート猫山(同市西城町三坂)のみ。あとは1日も営業できていない。15日には寒波により降雪が見られたが、開場には至らなかった。各スキー場では併設施設の利用低迷やイベントの会場変更など、影響が広がっている。

 昨季は比較的雪に恵まれ、正月前にオープンできた県民の森スキー場(同市西城町油木)。今季は12月27日に20センチの積雪を記録したものの、年末年始の雨で溶けてしまい、来場客が期待された1月11~13日の3連休も積雪ゼロ。15日は午前中を中心に15~20センチの雪が積もったが、滑走できる状態にはならなかった。

 長引く雪不足に、運営側の計画は狂いっぱなし。11日には、ソチ冬季五輪(2014年)銀メダリストの竹内智香選手を招いたスノーボード教室を予定していたが、会場をスノーリゾート猫山に変更。運営会社「比婆の森」の小笠原洋行社長は「併設する宿泊施設も利用者がほとんどおらず、影響は深刻」と表情を曇らせる。

 昨季も雪不足で、10日間のみの営業にとどまった道後山高原スキー場(同市西城町三坂)は、積雪量が最高でも開業に程遠い5センチ(12月27~29日)。りんご今日話国スキー場(同市高野町下門田)もコース上にほとんど雪はなく、オープンのめどは立っていない。

 一方、人工造雪機があるスノーリゾート猫山も、営業しているのは5コースのうち初・中級者向けのメインコース(全長530メートル)のみ。運営会社「BTM」の山口和男社長は「全国的な雪不足でスキー客自体の動きが鈍く、来場者数は例年の半分ぐらい」と話す。

 関係者はこれからの降雪に望みをかけるが、広島地方気象台は「上空の寒気も抜けてしまい、今後1週間の気温は平年並みかやや高めで推移しそう。まとまった雪はしばらく期待できない可能性が高い」としている。

(2020年01月16日 18時16分 更新)

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