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作況占うと…「豊作期待できる」 吉備中央・吉川本地堂で粥管祭り

竹筒の中身を確認する保存会員
竹筒の中身を確認する保存会員
 米と竹筒を一緒に炊いて筒の中に残った米粒の量で今季の農作物の作況を占う伝統行事「粥管(かゆかん)祭り」が14日、岡山県吉備中央町吉川の神護寺境内にある神社・吉川本地堂で開かれ、「豊作が期待できる」との結果が出た。

 北野恵祥住職(77)をはじめ、地元住民でつくる吉川本地堂等文化財保存会の会員6人が参加。竹筒4本(直径1センチ、長さ18センチ)に「早稲(わせ)」「中稲(なかて)」「晩稲(おくて)」「畑物」の印を刻んで鍋に入れ、米5合(約750グラム)と小豆とともに約30分間炊いて取り出した。

 竹筒を鎌で割って中身を確認すると、4本とも米がぎっしりと詰まっていた。参加者からは「米粒が数えられない」「今年は豊作だ」と歓声が上がった。

 石原昭二会長(78)は「これほど良い結果は初めて。占いを励みに、地元農家においしい作物を育ててもらいたい」と話した。

 同様の方式で占う森神社(高谷)の「粥管(かゆくだ)まつり」(町無形民俗文化財)は2月9日に行われる。

(2020年01月16日 17時21分 更新)

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