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超絶ゴールで世界注目、警察官に 玉野光南高OBの土居晃貴さん

4月から警察官になる環太平洋大の土居晃貴さん
4月から警察官になる環太平洋大の土居晃貴さん
全国高校選手権県予選決勝で決勝点を決める玉野光南高時代の土居さん(左)。このゴールが世界の注目を集めた=2015年10月、シティライトスタジアム
全国高校選手権県予選決勝で決勝点を決める玉野光南高時代の土居さん(左)。このゴールが世界の注目を集めた=2015年10月、シティライトスタジアム
 玉野光南高時代にサッカーで世界中に知れ渡るスーパーゴールを決めた選手が4月から岡山県警の警察官になる。環太平洋大4年の土居晃貴さん(21)。競技を通じて培ったキャプテンシーと正義感を生かし「人の役に立つ仕事で、地域に恩返ししたい」と新たな一歩を踏み出す。

 一躍脚光を浴びたのは、2015年秋の全国高校選手権県予選決勝だった。作陽高を相手に1―1で突入した延長後半、土居さんはペナルティーエリア外側で味方のパスを胸でトラップしてボールを浮かせると、鋭く反転して右足を振り抜く。シュートは一直線にネットに突き刺さった。

 チームを全国へ導く、このシーンはインターネットの動画投稿サイトで瞬く間に世界に拡散した。南米や欧州のメディアも絶賛し「誰もが夢見るゴール」などと報じた。大学では試合のたびに「あれがあの土居か」と注目されたほどだ。

 「ポリシーを曲げず、正しいと思うことを貫けた選手。誰よりも真面目にシュート練習に励んでいた」。こうした性格が、あの一撃を生んだと高校の乙倉健二監督はみている。

 大学では約270人もいる部員を束ねる主将を任された。チームがどうすれば勝てるかを常に考え、養われたのは責任感だという。身に付いたフェアプレーの精神も警察官を志した理由の一つだ。

 「自分が好きなサッカーをここまでできたのも岡山で安心して過ごせたおかげだと思う。次は自分がそこに貢献したい」と意欲を燃やす。

(2020年01月13日 23時13分 更新)

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