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雪不足深刻、岡山県北のスキー場 作州5施設 「開店休業」状態続く

暖冬の影響で雪が少なく、営業できていない恩原高原スキー場=10日午前10時50分、鏡野町上斎原
暖冬の影響で雪が少なく、営業できていない恩原高原スキー場=10日午前10時50分、鏡野町上斎原
 暖冬の影響で岡山県北のスキー場が雪不足に悩まされている。県内最大級の恩原高原スキー場(鏡野町上斎原)など作州地域の5施設は3連休初日の11日、積雪がほぼゼロで、いずれも今季は一度も営業できていない。人工造雪機を県内で唯一備えるいぶきの里スキー場(新見市千屋花見)も利用可能なのは一部コースのみ。関係者は首を長くして雪を待ち望んでいる。

 恩原高原スキー場は、圧雪した状態で30センチ以上になればオープンするが、12月上旬に10センチほど積もったのが最高という。11日の子ども向けイベントは中止になった。

 ゲレンデが現在の形になった1989年以降、オープンが最も遅かったのは2016年の1月20日。「こんなに雪が少ないのは初めてではないか」と施設を運営する上斎原振興公社。2月1日には県北を代表する冬のイベント「恩原高原氷紋まつり」が同スキー場で開かれるだけに「一日も早く雪が降ってほしい」と願う。

 ひるぜんベアバレースキー場(真庭市蒜山本茅部)では元日から翌日にかけて約10センチ積もったが、滑走可能な40センチには程遠い。運営する第三セクター・グリーンピア蒜山の亀山秀雄支配人(56)は「スキー客が大勢来てくれればその分、地元がにぎわい潤う」と積雪に期待する。

 津黒高原スキー場(同市蒜山下和)や休暇村蒜山高原(同市蒜山上福田)の「ひるぜんキッズスノーパーク」、西粟倉村営の大茅スキー場(同村大茅)も似たような状況。

 大茅スキー場は15~16年シーズンに一日も営業できなかった苦い記憶がある。運営する第三セクター・あわくらグリーンリゾートの担当者は「あの時ですら今頃少しは雪があったのに」とこぼす。

 一方、いぶきの里スキー場は人工造雪機で整備した1コースの利用は可能だが、残る4コースは開設の見通しが立っていない。運営事業者のいぶきは「気温の低い日が続けば、降雪機も使って他のコースを整備できるのだが」とする。

 岡山地方気象台によると、今後しばらくは一時的に気温が下がる日もあるが、まとまった雪が降る可能性は低いという。

(2020年01月11日 21時54分 更新)

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