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真備の被災者支援きめ細かく ボランティア10団体が連携

倉敷市真備町地区の地図を広げ、支援の在り方を話し合うメンバー
倉敷市真備町地区の地図を広げ、支援の在り方を話し合うメンバー
 西日本豪雨で甚大な被害を受けた倉敷市真備町地区を拠点にボランティア活動する10団体が、多様化する被災者のニーズに連携して対応する「晴れの国 たすけあいプロジェクト@真備」を立ち上げた。再建した住宅への引っ越し作業や地域の絆を保つためのイベント手伝いなどのちょっとした依頼にもきめ細かく応じ、復興に向けた息の長い支援を行う。

 プロジェクトを構成するのは、災害ごみの撤去などを続ける「いのりんジャパン」、豪雨で水没した写真を洗浄している「あらいぐま岡山」、看護師が子どものメンタルケアなどに当たる「フレンドシップ」などの団体。同市真備町有井のシェアオフィス「まびシェア」に事務局を置き、昨年12月から活動を始めた。

 具体的な活動は、住宅再建に必要となる資機材の貸し出しや介護予防の講習会開催、住宅のリフォームの手伝いなど。各団体が培ってきたノウハウやネットワークを生かしてニーズの掘り起こしに努める。町内で企画されたドッグランイベントの手伝いもした。

 プロジェクトのメンバーは12月に町内の被災した住宅を見て回り、現状を調べるとともに、活動を紹介するちらしを各家のポストに投函(とうかん)。市を通じて町内外に避難している被災者にもちらしを届けてもらい、依頼を広く受け付けている。

 プロジェクトによると、被災住宅の片付けなどにボランティアを派遣してきたボランティアセンターの活動は次第に縮小している。一方で、地域行事の継続、高齢者らの孤立を防ぐための活動など、ニーズはまだまだあるという。

 メンバーの中心で、いのりんジャパン代表の石原靖大さん(45)は「住宅を再建して新たな一歩を踏み出す人もいれば、まだ、先が何も見通せない人もいる。さまざまな被災者の声に耳を傾け、寄り添っていきたい」と話している。

(2020年01月09日 17時18分 更新)

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