山陽新聞デジタル|さんデジ

夢は先輩・日向子選手とV争い 石川怜奈選手、今季の飛躍誓う

プロデビューの今季、飛躍を期す石川選手
プロデビューの今季、飛躍を期す石川選手
 福山市出身の新人女子プロゴルファーが、今季の飛躍を誓っている。石川怜奈選手(20)=兵庫・チェリーヒルズGC。昨年11月、笠岡市のJFE瀬戸内海GCで行われたプロテストに合格した。作陽高(津山市)のOGで、いまや日本女子ゴルフ界を席巻する勢いの渋野日向子選手(21)=岡山市出身=の1年後輩にあたる。渋野選手ら黄金世代に続けとばかりに燃える石川選手に、ルーキーイヤーへの思いを聞いた。

 ―プロテスト合格者は石川選手を含め21人。100人で争った最終テストは4日間のラウンドで8位に入り、狭き門を突破した。

 初挑戦した2018年は1次で敗退し、本当に悔しい思いをした。1、2カ月はクラブを握れなかったほど落ち込んだが、自分を見つめ直し、前を向けた。昨年の最終テストは「普通にやれば合格できる」とプレーに集中できた。3アンダーでフィニッシュし、目標の「4日間でパープレー」も達成できて良かった。合格の喜びより、やっと終わってホッとした気持ちの方が大きかった。

 ―ゴルフを始めたきっかけは。

 福山・多治米小1年生のころ、先にゴルフを始めた姉の影響で興味を持った。ミニコースを回ったが、ピクニック気分で楽しかった。ゴルフもカップに入れるのが楽しくて。家族もほめてくれてうれしかったのを覚えている。2年生のとき、ジュニアの広島県大会で準優勝したのがうれしくて、さらにはまった。6年生のときには中国地方の大会で3位に入り、全国大会に出場できるようになった。

 ―高校は渋野選手と同じ作陽高に進んだ。

 福山・城南中時代は思うような成績を出せず、ゴルフが嫌いになったこともあった。ただ作陽に進み、(渋野選手ら)先輩や同年代の高いレベルの人たちに刺激を受け、「自分もやらないと」と奮起できた。2年生のときに岡山県ジュニア選手権を制し、ステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」にも出場するなど一定の成績を残せた。練習環境も良く、充実した日々が送れた。

 ―プロを意識したのはいつか。

 最初は山陽新聞レディースカップに出場したとき。プロは3パットしないし、2メートル以内なら必ず入れる。技術の差を実感した。プロへの意識をさらに強くしたのは、高校卒業後に所属したチェリーヒルズGCで行われた昨年9月の日本女子プロ選手権。キャディーをやらせてもらった葭葉(よしば)ルミ選手の「攻めのゴルフ」がすごく格好良く見え、「自分も」と奮い立った。

 ―目標とする選手は。

 葭葉選手と渋野選手。特にヒナコッティ(渋野選手)は中学時代から顔見知りで仲が良いし、高校時代も背中を追いかけていた。昨年の活躍はすごく刺激を受けたし、プロテストに合格したときはメッセージをくれるなど祝福してくれた。将来的にはツアー大会で優勝争いができるぐらいにレベルアップしたい。

 ―1年目の目標は。

 ドライバーの飛距離は負けないし、軌道も安定している。パットは山陽新聞レディースカップ以降、特に練習するようになり、好きになった。プレーにはそれなりの自信を持てている。プロになり、波に乗っているときに成績を残せなければ意味がない。今年1年が勝負になる。(今季参戦する)ステップアップツアーで年間1、2位に入れば来季レギュラーツアーの前半戦に出場できるので、そこを狙いたい。福山出身選手として地元の応援が何よりの力になる。試合会場に足を運んで応援してもらえたらうれしい。

 いしかわ・れな 福山・多治米小1年でゴルフを始め、作陽高時代は岡山県ジュニア選手権で優勝。岩手国体や日本女子アマ選手権などに出場した。卒業後はチェリーヒルズGC(兵庫県三木市)の研修生となり、昨年11月にプロテスト合格を果たした。趣味は食べ歩きとカラオケで、好きなアーティストは清水翔太とHY。

(2020年01月08日 09時00分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ