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岡山大研究林で復旧工事進む 西日本豪雨で土砂崩れ 2月完了へ

半田山の西側の崩壊箇所。上部からモルタルで斜面を安定させる工事が進められている=昨年11月30日撮影(岡山大提供)
半田山の西側の崩壊箇所。上部からモルタルで斜面を安定させる工事が進められている=昨年11月30日撮影(岡山大提供)
岡山大研究林で復旧工事進む 西日本豪雨で土砂崩れ 2月完了へ
 西日本豪雨によって岡山市街地北部の半田山で大規模な土砂崩れが発生、被災から1年半を迎えた今も高さ約80メートルにも及んで山肌がえぐられている。山を所有する岡山大が昨夏から本格的な復旧工事を進めており、2月の完了を目指す。

 岡山大によると、土砂崩壊したのは同大北側の半田山自然教育研究林(68ヘクタール)の南側斜面の東西2カ所(同市北区津島福居)。西側は長さ約170メートル、最大幅約40メートル、東側では長さ約100メートル、最大幅約20メートルにわたって崩れ落ちた。あらわな山肌が市街地からも見える。

 一昨年7月6日深夜から未明にかけて発生したとみられる。山裾には民家が立ち並び、木造2階のアパートなど3棟に被害が出た。アパートは1階部分に土砂が流入して一部が倒壊した。岡山大の学生10人が生活していて、7日夕に全員の無事が確認され、大学の関係施設に一時避難したという。

 13日に二次災害防止のための仮工事に着手。東西の両斜面で土砂が流れ落ちないよう、大型土のうを4メートルほどの高さに積み上げて堤を2カ所ずつ築いた。

 昨年6月中旬から始まった本工事では、どちらの斜面も1・5~2メートル四方の井桁状にモルタルで覆って土壌を安定させる吹き付け法枠工を用いた。山裾部分は盛り土をして補強する。完成後は斜面全体にシバ類を生やす。東側の工事はほぼ終わり、西側は約4分の1が完了したという。

 岡山大は「1日も早く災害復旧工事を完成させ、岡山市と連携して半田山の治山に取り組んでいきたい」としている。

(2020年01月07日 13時26分 更新)

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