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正岡子規の人物像に迫る 県立博物館「仲間たち展」

正岡子規と岡山ゆかりの文化人らとの交流を伝える資料も並ぶ会場
正岡子規と岡山ゆかりの文化人らとの交流を伝える資料も並ぶ会場
 岡山、愛媛県の文化交流展「正岡子規と仲間たち」(岡山県教委など主催、山陽新聞社共催)が、岡山市北区後楽園、県立博物館で開かれている。近代日本を代表する文化人らとの親交を伝える資料などを通し、子規の生涯や人物像に迫っている。2月9日まで。

 子規は34歳で亡くなるまで、東京大学予備門の同窓だった夏目漱石や俳人大谷是空(津山市出身)らと深く交わり、高弟で俳句革新運動を進めた河東碧梧桐、高浜虚子らを育てた。同展では子規の書簡や写真、句など約60件を展覧する。

 子規が是空に宛てた書簡は、婚礼祝いで来岡した漱石が水害に遭ったことを心配する内容がつづられ、3人の絆を示す貴重な資料。友人の俳人新海非風と執筆した日本初の野球小説「山吹の一枝」(複製)はバットやボールの挿絵も描いており、熱烈な野球愛好家だった一面も伝わる。

 子規と碧梧桐が合作した秀句や、子規の晩年に師事した俳人赤木格堂(岡山市出身)が、子規の死を「僕の最高受難期」などと表現したはがきなども並ぶ。

 13日を除く月曜と14日休館。18日午後1時半から、小島徹・津山郷土博物館長の記念講演会がある。

(2020年01月05日 18時06分 更新)

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