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豪雨被害 6河川で堤防強化進む 決壊地点周辺 23年度までに完了

堤防の改良復旧工事が進む小田川=昨年12月、倉敷市真備町有井
堤防の改良復旧工事が進む小田川=昨年12月、倉敷市真備町有井
豪雨被害 6河川で堤防強化進む 決壊地点周辺 23年度までに完了
 西日本豪雨で被害を受けた岡山、倉敷、総社市の6河川で、堤防を拡幅するなどして被災前より機能を強化する改良復旧工事が進んでいる。既に復旧した決壊地点の周辺を中心に河川管理者の国土交通省と県などが手掛け、2023年度までの完了を目指している。

 国交省は倉敷市の小田川を担当。高梁川との合流地点から上流約7・2キロの区間で工事を始めた。同市と連携して堤防上部の幅を約5メートルから7メートルに広げ、のり面の傾斜を緩やかにして全体の厚みを増す。一部の堤防内には浸透した水を近くの水路に流すドレーン(排水管)も整備する。

 県は、倉敷市の小田川3支流(末政、高馬、真谷川)で堤防の一部を最大2・2メートルかさ上げする。総社市の高梁川では堤防のかさ上げや新設を計画。岡山市の砂川では川底を掘削するとともに、堤防を遮水シートやコンクリートブロックで補強する。

 豪雨では県内の10河川18カ所が決壊し、流域に大規模な浸水被害をもたらした。19年6月までに18カ所全てで、少なくとも被災前の状態にする原形復旧は完了。現在の工事は周辺区間を含めて安全性を高め、再発を防ぐために行っている。

 県河川課は「地元住民の協力を得ながら、スピード感を持って進めたい」としている。

(2020年01月05日 08時22分 更新)

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