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院展岡山会場が開幕 華麗な大作 心ゆくまで

初日から大勢の日本画ファンらが訪れた「院展」岡山会場
初日から大勢の日本画ファンらが訪れた「院展」岡山会場
 新春恒例の「院展」岡山会場(日本美術院、山陽新聞社主催、岡山県、岡山市共催)が2日、岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で開幕した。初日から大勢の日本画ファンらが足を運び、華麗な作品世界を心ゆくまで堪能していた。

 近代日本美術の指導者岡倉天心らが1898年に創立した日本画の研究団体・日本美術院の公募展。天心没後、横山大観らが1914年に再興し、今回で104回目となる。

 画壇の重鎮から地元の実力作家までの61点を展観。聖徳太子ゆかりの古刹(こさつ)を包む夕景や自然を捉えた田渕俊夫同美術院理事長の「明日香心象 橘寺夕陽」、神秘的なたたずまいが現代の阿弥陀如来を連想させ、内閣総理大臣賞を受賞した同人・國司華子さんの「来迎ノ図」が存在感を放つ。白色の画面の中にうっすらと浮かぶヒンズー教の神を描いた同人・井手康人倉敷芸術科学大客員教授の「二元」など、郷土作家の意欲作も入場者の目を引く。

 毎年のように訪れている倉敷市の自営業男性(60)は「今年も大作の数々に圧倒された。一つ一つの作品から秘められた思いや背景が十分に伝わってくる」と話した。

 会期は15日まで(無休)。5、11、12日の午後1時、2時半から井手氏によるギャラリートークがある。

(2020年01月02日 19時33分 更新)

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