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旧「三洋旅館」を地元NPO購入 障害者福祉施設を計画

閉館した三洋旅館
閉館した三洋旅館
 今夏に閉館した老舗旅館「三洋旅館」(笠岡市中央町)の土地と建物を、NPO法人笠岡を元気にする会(同市四番町)が20日までに購入した。同会は障害者福祉施設などとして利用する見込み。

 旅館跡地は敷地面積約470平方メートルで、鉄筋コンクリート5階地下1階(延べ床面積約780平方メートル)の建物がある。計画では建物をそのまま活用し、常に介護が必要な身体、知的、精神障害者らが通う生活介護事業所を軸に運営する方針。今後、内装や水回りなどの整備を行って事業所の認可を県に申請し、来春のオープンを目指す。

 同会は社会的弱者の支援に取り組んでおり、就労継続支援、児童発達支援の両事業所も運営している。柚木義和理事長は「一帯の象徴ともいえる建物を残し、人が集う場所として引き継ぎたい」と話している。購入は19日付で、額は非公表。

 帝国データバンク岡山支店などによると、同旅館と1階の料理店「お多津」は、今年8月初旬までに事業を停止。運営していた株式会社「三洋」は、9月中旬に破産手続き開始の決定を受けた。市中心部にあり知名度が高かっただけに、跡地活用の行方が注目されていた。

 財産の処分を行っている破産管財人の弁護士は「一切コメントすることはない」としている。

(2019年12月20日 19時12分 更新)

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