山陽新聞デジタル|さんデジ

保育士の働きやすい職場環境へ 県がセミナー、優良事例学ぶ

保育士が働きやすい職場づくりを学んだセミナー
保育士が働きやすい職場づくりを学んだセミナー
 全国的に保育士不足が深刻化する中、保育士の働きやすい職場づくりを考えるセミナー(岡山県主催)が19日、岡山市内であり、県内の保育施設の園長や運営する社会福祉法人の理事長ら約120人が優れた事例を学んだ。

 茨城キリスト教大学の中島美那子教授(保育臨床学)が講師となり、運営の評価が高い全国18の施設の園長らに聞き取った共同調査の内容を紹介した。

 それによると、園が抱える課題に沿った研修メニューを用意して保育士の学びの機会を保障したり、一人で抱え込まないようチームで業務に当たる仕組みをつくったりしていた。園児の出席管理や保護者との連絡にICT(情報通信技術)機器を活用し、業務の効率化を図るなどの働き方改革も進めていた。

 中島教授は18施設の共通点として、管理職が率先して学び、良いものを取り入れる柔軟性を持っていると指摘。「保護者との対話も大切にし、保育士の利益は子どもの利益になると理解を求めていた」と述べた。

 参加したこじかこども園(岡山市北区大供本町)の宮川洋子園長は「残業をしない仕組みを整え、効果が出ている。今後も1時間の昼休み確保などさらなる改善に努めていく」と話していた。

(2019年12月19日 21時11分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ