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ツキノワグマ出没増える 岡山県内 19年度215件 餌の不作影響か

捕獲されたツキノワグマ=今月12日、美作市
捕獲されたツキノワグマ=今月12日、美作市
ツキノワグマ出没増える 岡山県内 19年度215件 餌の不作影響か
 岡山県内でツキノワグマの出没が増えている。県によると2019年度の出没件数は今月18日現在で215件と、年間で最多だった16年度(237件)に次ぐ多さで推移。餌のドングリ類の不作が影響しているとみられ、冬眠の時期に入る12月になっても報告が寄せられているため県が注意を呼び掛けている。

 痕跡や目撃といった出没件数を月別で見ると、冬眠前に餌を求めて活動が活発になる時期である11月が74件と最も多く、同月の最多を記録した。今年は主食となるブナなどのドングリ類が高地を中心に実りが悪く、人里に近づいた可能性があるという。

 出没の報告は12月に入っても10件以上あり、津山、美作市では人に危害を及ぼす可能性が高いとして捕獲した3頭を殺処分した。例年、1月になるとほとんど見られないが、18年度は12月から翌3月まで毎月、出没報告があったことから県は警戒を強めている。

 17年からはクマの狩猟が17年ぶりに解禁となり、今年の狩猟期間(11月15日~12月14日)では2頭を捕獲。初日に西粟倉村の山中で発見したのに続き、23日は美作市でわなの見回りに出掛けていた猟師が遭遇し、仕留めた。17、18年は各1頭だった。

 県自然環境課は、クマを引き寄せないよう家の周りに残飯を捨てない▽不要になった農作物や収穫しない果実を放置しない▽民家や道路周辺のやぶを刈り払って見通しをよくする―といった注意を促し「見かけたら県民局や市町村に連絡してほしい」としている。

(2019年12月19日 21時08分 更新)

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