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美作地域で看護職に就いて 県民局、東京で初の相談会

美作地域で不足している看護職確保に向けた相談会
美作地域で不足している看護職確保に向けた相談会
 看護現場の人手不足を踏まえ、美作県民局は看護職を中心に美作地域での就職と定住を勧める相談会「みまさかの看護の職場にきんちゃい」を初めて企画し、15日に東京都内で開いた。

 岡山県主催の移住フェア会場内に専用ブースを開設。県民局職員や管内病院の看護部長らが、美作地域の各医療機関の理念や概要、給与、先輩職員のメッセージなどを来場者に丁寧に説明した。

 両親が県内在住という50代の女性看護師は「親のことを考えるといずれ地元に帰るつもりなので、今の仕事を続けられる場所を見つけたい」と話した。

 県の推計では、団塊世代が全て75歳以上となる2025年に県内の看護職員(看護師、准看護師、保健師、助産師)は869人不足。離職防止や復職支援などの対策を進めている。

 今回の相談会は、若者らの活躍を支援しようと美作県民局と山陽新聞津山支社が展開する「みま咲く未来プロジェクト」の一環。来年1月4日に岡山市、2月22日に大阪市でも行う。

(2019年12月19日 19時00分 更新)

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