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前田穂南、“凱旋レース”力走 「たくさんの応援 元気もらえた」

沿道の注目が集まる中、疾走する前田穂南選手=岡山県総合グラウンド
沿道の注目が集まる中、疾走する前田穂南選手=岡山県総合グラウンド
 15日に岡山市で行われた第38回山陽女子ロードレース大会は、今秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を制し、東京五輪代表を決めた前田穂南選手(23)=天満屋=の“凱旋(がいせん)レース”となった。沿道は例年以上に盛り上がり、地元のヒロインも力走で応えた。

 「空を駆けるよう」―。前半のヤマ場、岡北大橋で声援を送った岡山市中区、男性(79)は長身を生かした大きなストライドの前田選手にくぎ付け。MGCをテレビで観戦した岡山・福南中1年の女子(13)は発着点のシティライトスタジアムで実際の走りを目の当たりにし、「すごく速くて驚いた」と息をのんだ。

 注目度は高く、沿道ではスマホのカメラを向けたり、名前を貼り付けたうちわを振りかざしたりする人も。「たくさんの応援に元気をもらえ、しっかり走れた」と前田選手。ハーフマラソンで自己新記録を出し、日本人トップの2位と貫禄を示した。

 五輪2大会連続メダリストの有森裕子さん(52)=同市出身=ら数多くのを名ランナーを輩出してきた大会。天満屋OGのオリンピアンたちも師走の岡山路を走ってきた。会社経営、男性(81)=同市北区=は「地元として誇らしい。早朝から練習する前田選手の姿もよく見る。東京五輪までに準備を重ねて金メダルを」と期待を膨らませた。

 日本女子マラソン界の新エースとして期待される。大先輩の有森さんは「(疲労などで)状態が決して良くない中でも積極的にいく。決めたことに取り組む姿勢、満足しない意欲がすごい。自分の走りを続けてほしい」とエールを送った。

(2019年12月15日 23時08分 更新)

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