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鍵盤で紡ぐ古里の風景 ピアニスト山地さん、15日演奏会

活動拠点「築100年の古民家アトリエ」で15日にコンサートを開く山地さん
活動拠点「築100年の古民家アトリエ」で15日にコンサートを開く山地さん
 目に映る景色や情感などを鍵盤で紡ぐ「情景描写ピアニスト」として活躍する山地真美さん(33)のコンサートが15日、活動拠点「築100年の古民家アトリエ」(瀬戸内市邑久町北島)で開かれる。西日本豪雨復興ソングの作曲など、活動の幅を広げる山地さんにとって、今春の同市への移住以降、初の本格的な演奏会となる。

 写真家松本紀子さん(同市)と、プリザーブドフラワーデザイナー鷲尾明子さん(岡山市)とコラボレーション。生花を長持ちするよう加工したプリザーブドフラワーに囲まれた会場で、瀬戸内の風景をプロジェクターで投影しながらピアノを奏でる。

 山地さんは「それぞれの個性が重なり合う空間から生まれる音楽を一緒に楽しんで」と話している。

 岡山市出身。幼少期からピアノ教室に通ったが、ピアニストとしてのスタートは遅かった。岡山大在学中、癒やしの観点から音楽の力を分析した本と出合い「音楽の可能性を再認識した」。大学を卒業後、周囲の反対を押し切って東京の専門学校でピアノを学んだ。

 同校を出た山地さんは「自分だけの音楽」を探して作曲を始めたが、浮かぶのは後楽園や美観地区など古里の風景ばかり。「東京の演奏家にはない私の個性。ルーツの岡山で深みを出したい」と2年前に帰郷した。

 美しい風景を五感で捉えて即興演奏し、小型無人機ドローンで撮った映像と合わせてネット配信する「浮世音」を展開。「瀬戸内国際芸術祭2019」オープニングソングの作曲も任された。4月には瀬戸内市に居を移し、地元住民を招いたミニ演奏会も開く。

 コンサートは午後の部(午後3時~4時半)と夜の部(午後6時半~8時)の2回。2500円。問い合わせはベネルート(086―897―5305)。

(2019年12月13日 10時33分 更新)

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