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雪不足 15日の営業開始延期 新見・いぶきの里スキー場

15日に予定していた今季の開業を延期したいぶきの里スキー場=6日
15日に予定していた今季の開業を延期したいぶきの里スキー場=6日
 新見市千屋花見の「いぶきの里スキー場」は、雪不足のため、15日に予定していた今季の営業開始を延期し、21日ごろのオープンを目指す。暖冬に加え、人手不足でナイター営業を中止するなど環境は厳しいが、運営する「いぶき」(上市)は、来県者数が増えている台湾からの旅行客を呼び込もうと、現地でPRするなど集客に力を入れている。

 6日にスキー場で行われた安全祈願祭。ゲレンデが雪化粧する中、いぶき社員や市職員ら10人がシーズン中の降雪や無事故を祈った。11月末にはリフトの取り付けも完了。人工造雪機でいくつも雪山を作るなど、15日の開業に向けて準備を進めていたが、その後の気温の上昇で延期に踏み切った。

 昨季も雪不足でオープンが遅れるなど営業日数を予定より20日ほど短縮。利用客数は2万2356人で、前季より8千人近く減った。さらに今季は従業員数の確保が難しく、土曜に行っていたナイター営業を中止せざるを得なくなった。

 こうした中で、強化しているのがインバウンド(訪日外国人客)の呼び込み。特に岡山から直行便が運航し、温暖で雪の少ない台湾をターゲットに絞ってPRに取り組む。

 11月に現地の旅行博に出展したほか、中国語(繁体字)のホームページも更新し、台湾人の従業員も採用。団体客には岡山桃太郎空港(岡山市)を結ぶ直行バスも運行する。こうした効果からか、今季はすでに海外から多くの予約が入っているという。

 今後は気温の低下が予想されており、いぶきの石田雄一社長(66)は「国内外の利用客に冬を満喫してもらえるよう、ベストの状態にゲレンデを整えたい」と話す。

 スキー場の営業は来年3月22日までの予定で、午前8時~午後5時。問い合わせは同スキー場(0867―77―2266)。

(2019年12月12日 16時59分 更新)

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