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岡山ビブレ跡に源吉兆庵HD本社 21年夏完成、事業部門を集約

源吉兆庵HDが2021年夏の完成を目指す新本社の外観イメージ(右)
源吉兆庵HDが2021年夏の完成を目指す新本社の外観イメージ(右)
岡山ビブレ跡に源吉兆庵HD本社 21年夏完成、事業部門を集約
 菓子製造販売・源吉兆庵ホールディングス(HD、岡山市北区幸町)は、流通大手イオンリテール(千葉市)から昨年購入した商業施設・岡山ビブレ跡地(岡山市北区幸町)に新本社を建設し、隣接する現本社から機能を移す。分散していた事業部門を集約して体制強化を図るのが狙い。2020年5月着工予定で、21年夏ごろの完成を目指す。

 計画では現本社東隣の取得地(約1530平方メートル)に、鉄骨5階延べ約4300平方メートルを整備する。外観は洋館をイメージし、1階に自社の洋菓子店舗と喫茶スペース(約30席)を設ける。事務所は1階の一部と4階までで販売、管理、製造(工場などを除く)の全3部門が入る。5階はコンサートなどで使う多目的ホールを設置する。総事業費は約31億円。

 現本社は、鉄骨地上9階地下1階延べ4200平方メートル。1階に自社ブランドの菓子店、2、3階に岡山・吉兆庵美術館があり、4階から事務所として営業担当の販売部門、マーケティング、海外事業などの管理部門が入居している。商品開発や品質保証といった製造部門の一部は手狭なため田町事業所(同田町)で業務をしていた。

 新本社完成後は、現本社の5階の一部までを同HDが活用し、他部分は事務所として貸し出すことなどを検討している。店舗と美術館は残す。

 岡山ビブレ跡地は昨年2月、同HDとアパレルメーカー・ストライプインターナショナル(同幸町)、両備グループ(同錦町)の3社が共同で取得。各社はホテル、住居といった施設の建設構想を掲げており、同HDは「自社の菓子文化を発信する拠点として強化するとともに、にぎわい創出にも貢献したい」としている。

 同HDは和菓子販売の宗家源吉兆庵(東京)など8社を傘下に持ち、国内外に約510店を展開する。グループの年間売上高は約340億円、従業員約3千人。

(2019年12月09日 23時18分 更新)

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