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津山城跡二の丸東側の石垣修復へ 崩落恐れ、22年完成めどに

修復を予定している津山城跡二の丸の東側石垣
修復を予定している津山城跡二の丸の東側石垣
 津山市教委は、同市山下の国史跡・津山城跡(鶴山公園)二の丸東側にある石垣を、最大で高さ約8メートル、幅約32メートルにわたって修復する。石垣が外側にせり出し、放置しておくと崩落の恐れがあるため。過去最大規模の修復で、開会中の12月定例市議会に提出している工事請負契約案が可決されれば、来年1月中にも着工し、2022年夏までの完成を目指す。

 市教委が2011~17年に行った測量で石垣のせり出しが進んでいることを確認。石垣の下に複数の民家や千代稲荷神社本殿(市重要文化財)があることなどから、国に工事の許可を得た。

 今回の工事区間には見える範囲だけで約700個の石が使われており、解体した上で元の位置に積み直す。城跡内には約千本の桜と約150本のモミジがあるが、作業の支障になるモミジなどは伐採する。市教委が進める津山城跡整備事業の一環として実施。総事業費は1億7152万円で、一部は国補助を充てる。

 市教委文化課は「危険な状態の石垣を健全な状態に戻すことが第一。修理後は石垣に影響の少ない植樹などを検討する」としている。

 津山城は、初代津山藩主森忠政(1570~1634年)が築城し、1616(元和2)年に完成。1873(明治6)年の廃城令で石垣を除いて取り壊されたが、1963年に国史跡に指定された。

(2019年12月08日 18時38分 更新)

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