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東京に真庭産CLTパビリオン 五輪選手村近く 木材文化を発信

真庭市産CLTを使って建設されたパビリオン=東京・晴海
真庭市産CLTを使って建設されたパビリオン=東京・晴海
完成したパビリオンで握手する(左から)太田市長、隈さん、吉田社長
完成したパビリオンで握手する(左から)太田市長、隈さん、吉田社長
東京に真庭産CLTパビリオン 五輪選手村近く 木材文化を発信
 真庭市産の新建材CLT(直交集成板)を用いて建築家の隈研吾さんがデザイン監修したパビリオン「CLT PARK HARUMI」が東京・晴海に完成し、5日、関係者向けの内覧会が開かれた。2020年東京五輪・パラリンピックの選手村近くに立地し、CLTの活用法や木のぬくもりを体感できる拠点施設として、国内外に日本の木材文化を発信する。

 CLTの普及や国産材の消費喚起を狙いに、国内最大のCLT産地・真庭市、木材を生かした設計で知られ、五輪のメインスタジアム・国立競技場を手掛けた隈さん、不動産開発の三菱地所(東京)が連携した。施設は14日から約1年間、一般公開した後、真庭市の蒜山高原に移築し、持続可能な循環型社会を目指す市のアピールに役立てる計画だ。

 鉄骨柱の間に平行四辺形のCLTパネル360枚(1枚は縦3・5メートル、横2メートル)を配した構造で、日本らしさを象徴する「折り紙」を連想させるデザインに仕上げた。高さ18メートル、約600平方メートルの内部は空間になっており、自由に見学したり、くつろいだりできるほか、イベントにも活用する。

 パビリオンには、壁や床にCLTを使った2階建ての屋内展示棟(延べ985平方メートル)をL字形に併設。カフェや子ども向けの遊び場、CLTのPRコーナーを備えた。

 内覧会には三菱地所の吉田淳一社長らが出席。隈さんは「21世紀は木の時代といわれ、CLTは中心となる技術。新たな木材の魅力を伝えたい」、太田昇真庭市長は「現代的な技術と伝統の木材が融合した施設。東京でPRした後、里帰りした真庭で輝き続けてほしい」と話した。

(2019年12月05日 20時57分 更新)

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