山陽新聞デジタル|さんデジ

犯罪被害者支援のあり方を学ぶ 岡山商科大、学生らの討議も

犯罪被害者への支援のあり方について討論したパネルディスカッション
犯罪被害者への支援のあり方について討論したパネルディスカッション
 犯罪被害者支援のあり方を学ぶ講演とパネルディスカッションが4日、岡山商科大(岡山市北区津島京町)であり、学生や教職員ら約100人が耳を傾けながら理解を深めた。

 刑法を学ぶ授業の一環として実施。講演では1996年に集団暴行事件で高校生の長男を亡くした「少年犯罪被害当事者の会」代表の武るり子さん(64)=大阪市=が、事件の概要や被害者・遺族への継続的な支えの必要性などを訴えた。

 パネルディスカッションは、武さんや被害者支援に取り組む岡山弁護士会の吉沢徹弁護士が討論した。

 武さんは「突然事件に巻き込まれた被害者らには、周囲のサポートが不可欠。被害者支援条例などの制度を伝えることも支援になる」と説明。吉沢弁護士は、県内では全自治体に被害者らを支援する条例があるものの、当面の生活を支えるための金銭的な援助に取り組むのが瀬戸内市など4市町にとどまる現状を伝え、「十分な予算もあるとはいえず、活用例は極めて少ない」と指摘した。

 学生らによるグループ討議もあり、「被害者の声を直接聞けたのは貴重な経験。自分にできる支援を考えたい」などと意見を出し合った。

(2019年12月04日 22時11分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ